神田昌典「成功者の告白」書評・感想

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神田昌典「成功者の告白」書評・感想

感情マーケティングなどで有名な神田昌典さんの「成功者の告白」を読んだ。

最初と最後に解説のような文も入っているが基本的に成功小説の形が取れている。

ビジネスで成功し、その後に訪れる困難と再びそれで成功していくまでの流れ。

この小説で学んだのは

・暗黒面
・成長曲線
・役割論

の3点が特に印象に残った。

・暗黒面について
何かで成功したりするとバランスを取るかのように現れるマイナス面。
それは、どうしても現れてしまうもので現れしまった時にパターンを知っていれば対処ができるという方向から解説されている。

それは家族関係、人間関係などで現れていく。

なるほどな、とは思うものの
現状1人でビジネスを回していて一人暮らしという状況だと
自分にどう当てはめるのかは正直分からないが、
今後のために頭の片隅においておこう、と思うような。

 

成長曲線について

成長曲線というのはそこそこ有名な曲線だろう。

導入期、成長期、成熟期、衰退期からなるくじらみたいなカーブ。

成長曲線
成長曲線

本書では成長期にある産業に入っていくのが良いという話ともに、
衰退期のその後、という話もされている。

また、しっかり触れられているわけではないが、
この曲線自体も複数の細かい成長曲線の重なり合わせで出来上がっているというようなイメージを持った。

トレンドとかも数年前のものがもう一度流行ったりするように
螺旋状に進んでいくもので、これが成長曲線においても現れる。

衰退期の後には、あらたな技術や考え方の出現により
次の成長曲線が描かれるという解説がされている。

つまり

成長曲線 繰り返し
成長曲線 繰り返し

こんな感じ。

これを繰り返して成長していくわけだ。

地球のまわりを月が回っていたり、
太陽の周りを地球が回っていたりするのと同じように
原子の周りを電子が飛んでる。

これと同じように、大きな流れの中には同じようなパターンの小さな流れが無数にあるんだと思う。

なので、成熟期にある商品でも
業界を絞って見てみるとまだ導入期にいる可能性があるみたいな話も(フィクションだが)出てくる。

役割論としては
事業を発展させていくうえで4タイプの役者が説明されている。

これは桃太郎に例えられていて、

アイディアを出す桃太郎(起業家)
ガンガン行動する犬(実務家)
やっていることを管理する猿(管理者)
全体を俯瞰してまとめる雉(まとめ役)

の4タイプ。

成長曲線に応じて活躍できる人が変わるため、
これを理解しないで起業家がガンガン進み続けると、
成長曲線のカーブを曲がりきれず脱線して、失敗してしまう。

最初は起業家がアイディアを出し、
それを実務家がガンガン進めていく。

ある程度行くと、管理者がやっていることをまとめて
システム化だったりをやっていく。

拡大するにあたってまとめ役が出てきてそれぞれの人の潤滑剤の役割をする。

管理者が活躍する状況で起業家が動きまわると、
せっかく整えて拡大しようとしているのが崩れるので 失敗に向かってしまうという話。

これを個人事業でやっているネットビジネスに当てはめるなら
最初はノウハウ開発などをして、実績作りとしての実行。

そこからノウハウ化、もしくはコンサルや自社で拡大を考える管理というのを全部やらなければいけない。

というのを把握するのが、自分を俯瞰してみるまとめ役。

4役を意識してやることで、1人でやる場合もより集中して成果が出しやすく鳴るんじゃないだろうか。

主に人間関係の話がメインだが
自分がどういう性質を持っているのか考えてみると会社で働いている人も動きやすくなるだろう。